キャンドルが好きでよく使っていたけれど、すすで壁が黒くなったからやめた、という方がいらっしゃいます。せっかくキャンドルを楽しんでいたのに、お部屋が汚れてしまっては気分も下がってしまいますよね。
私もキャンドルはよく使いますが、すすで壁が黒くなって困る、というほどではありません。
今回は、キャンドルを使用するときの、すす対策についてご紹介していきます。
キャンドルのすすの原因と対策
そもそも、どうしてキャンドルですすが出るのでしょうか?すすが出る原因とその対策について解説していきます。
キャンドルの素材からのすす対策
すすが出る1番の原因は、キャンドルの素材です。比較的安価なキャンドルはパラフィンなどの石油系の素材で作られています。石油系の素材は、燃やすと黒いすすが出やすいです。車や工場などの排気ガスをイメージしてもらえば、すすが出るのも頷けるのではないでしょうか。
石油系の素材より、大豆やコメ、蜜蝋のような天然素材のキャンドルは、すすが出にくいです。火を灯して気化しても、天然素材のキャンドルの方が、有害物質が出ないので体にも優しいのでオススメです。
石油系ものよりも少し値段は上がりますが、すすで部屋が汚れてしまうことや、掃除する手間を考えれば、値段が高くなっても天然素材のものを選ぶ価値があるのではないかと思います。
石油系と天然素材のものと、ミックスされているキャンドルもあるので、購入する際に、原料を確認してみるとよいでしょう。
時々、原料が記載されていない商品もみられますが、その場合は石油系のものを使用されていることがほとんどです。
素材が良ければ、値段が上がるものの、それが〝売り〟となるので、天然素材100%のキャンドルであれば、きちんと表示されているはずです。
キャンドルの香料からのすす対策
キャンドルに含まれる不純物は、すすの原因となります。キャンドルには香りも楽しめるものもあり、素材に香料が混ぜられていることがあります。
香りが、100%精油(エッセンシャルオイル)であればいいですが、合成香料などであれば、すすの原因となります。
すすが気になるようでしたら、キャンドルを購入する際に原材料を確認し、無香料のものを選びましょう。
キャンドルの着色料からのすす対策
キャンドルに含まれる不純物が、すすの原因となりますが、キャンドルに混ざっている着色料もすすが出る原因の一つです。綺麗な色は合成着色料が使用されています。
オシャレで綺麗な色のついたカラーキャンドルも多いのですが、すすが嫌なのであれば、避ける方が良いでしょう。キャンドルに火を灯さずに飾るだけで、インテリアとして見て楽しむのもいいかと思います。
すすを避けるには、火を灯すキャンドルは、着色されていない無着色のものか、天然着色料を使用したものを選びましょう。
キャンドルの芯からのすす対策
キャンドルの芯も、すすの原因となります。
キャンドルの芯は糸のようなもので、パッと見は全然わからないのですが、燃焼性をよくするために鉛などの金属が含まれることがあります。
また、合成繊維が使用されていることもあります。合成繊維は、燃やしたときにダイオキシンなどの有害物質が出ることがあるため、避けるほうがいいでしょう。
すす対策だけでなく、健康面も考えれば、金属が含まれていない、純粋な綿100%や麻100%の芯であれば安心です。
キャンドルの芯の長さを調整することも、すす対策になります。
キャンドルの芯が長い状態で火を灯すと、炎の大きさが大きくなり、すすが出やすくなってしまいます。火を灯す前に、芯の長さを5〜6mmぐらいの長さにカットしておくと良いです。
空気の流れからの、すす対策
キャンドルを使用する部屋の空気の流れが悪いと、壁や天井などがすすで汚れることがあります。換気扇を回したり、窓を少し開けるなど、空気が出ていく流れを作ることですす対策になります。
とは言っても、これまで述べてきたすす対策をきちんと全て行っているようでしたら、かなり、すすは防げている状態となっているので、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。
1日に数時間、ずーっと火を灯しっぱなしの状態になることも少ないかと思いますので、まずは上記に挙げたすす対策をしっかり行うことです。
キャンドルを燃やさずにすす対策をする
キャンドルウォーマーを使う
すすが気になって仕方ないのなら、気分が下がってしまいますよね。どうしても気になるようなら、キャンドルに火を灯すのをやめることも、一つの手段です。
キャンドルは燃やすだけではありません。アロマキャンドルであれば、キャンドルウォーマーで温めて香りを出す、という使い方もあります。
すすの汚れを落とす
最後に、すすの簡単な落し方をご紹介します。
1、重曹をつけ、水を数滴加えて、こする。
2、粉のクレンザーをつけ、金属たわしなどでこする。
(傷つきやすい部分には使用しないように注意して下さい。)
最後に
これまで、すす対策をあげてきましたが、あまり神経質になりすぎないことも重要です。
そもそも、キャンドルを使う目的を思い出してみて下さい。どうして、キャンドルを使おうと思ったのでしょうか?
リラックスするため、雰囲気を楽しみたいためなど、多少目的は違うものの、安心感や落ち着き、楽しみというように、いい気分になるためのツールがキャンドルです。
ご自身に合わせた楽しみ方で、キャンドルを楽しんでいきましょう。
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