節分と言えば、恵方巻き!
恵方巻きには、どんな由来があるのか?また、厄除開運するには、どんな食べ方がいいのか、お伝えしていきます。
意味を理解した上で、恵方巻きを食べることで、運気を上げていきましょう!
恵方とは?
恵方って、何?
恵方巻きは、その年の恵方を向いて食べると吉、とされています。ご存知の方も多いと思いますが、毎年、恵方って変わりますよね。
では、そもそも、恵方とは、どんな方角のことなのでしょうか?
恵方とは、「歳徳神(としとくじん)」という神様のいる方角のことです。
歳徳神とは、陰陽道で、その年の福徳をつかさどる神のことです。この神のいる方を、明きのかた、または恵方といい、万事に吉とされています。
今年の恵方は? 恵方の法則
恵方は、毎年変わるものですが、適当に決められているのではなく、ある法則に基づいて決められています。
恵方の方角は、次の4つです。東北東、西南西、南南東、北北西。
恵方は、その年の十干(じっかん)によって決まります。歳徳神のいる方位は、十干と関わっているのですね。
甲・己 | 東北東 |
乙・庚 | 西南西 |
丙・辛・戊・癸 | 南南東 |
丁・壬 | 北北西 |
と言っても、十干(じっかん)は、なじみがなくてわからない、という方も多いと思います。(私も、あまりわかりません・・)
その場合、西暦の1の位でみてみると、わかりやすいかと思います。
一般的に使われている十二支(子丑寅卯辰巳・・)は12を区切りとしますが、十干は、10を区切りとするので、十進法である西暦と、照合させることができます。
西暦の1の位 | 恵方 |
0、5 | 西南西 |
1、3、6、8 | 南南東 |
2、7 | 北北西 |
4、9 | 東北東 |
これなら、すぐにわかりますね。
ちなみに、2021年の恵方は、南南東となります。南南東は、「南」と「南東」の間の方角です。
恵方巻きとは?
恵方巻きの由来
恵方巻きは、大阪発祥の風習と考えられています。江戸時代から明治時代、節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしていた、とも言われているようですが、定かなものではなく、不明なことが多いようです。
恵方に向かって、願い事を思い浮かべながら丸かじりする。無言で最後まで一気に食べると願いが叶う、と言われています。
ちなみに私は、大阪生まれの大阪育ちですが、子供頃から、節分には恵方巻きを食べていました。願い事を思いながら、目を閉じて、無言で食べる、と教わってきました。
現在は、コンビニやデパート、飲食店などで、恵方巻きが全国的に売られるようになったため、大阪だけではなく、他の地域でも、節分に恵方巻きを食べる人が増えています。
恵方巻きの具材
恵方巻きは、福を巻き込む、太巻き。具材は、7つの具材とされています。七福神にちなんでおり、商売繁盛、無病息災を願い、福を巻き込むと意味付けされています。
7つの具材は、決まりはありませんが、代表的なものを挙げます。
かんぴょう |
きゅうり(三つ葉、かいわれ) |
だし巻き卵 |
うなぎ(アナゴ) |
桜でんぶ |
しいたけ煮 |
高野豆腐 |
最近では、海鮮もの、海老カツ、トンカツ、サラダ巻きなど、様々なバーションの恵方巻きが発売されています。
好きな具材の恵方巻きを楽しむのもいいですね。苦手な具材のものを渋々食べるより、好きなものを美味しくいただくほうがいいでしょう。
厄除開運する食べ方
恵方巻きについて書いてきましたが、大事なことは3つだと思います。
良き未来を想像する
近年、未来への不安からか、不幸な未来を想像する人が増えています。お金の不安、健康の不安、人間関係の不安、仕事の不安・・いろいろな不安があると思いますが、未来は創るもの。どんな未来にしたいのかをイメージしましょう。不安に満ちた毎日より、希望に満ちた毎日を。
恵方巻きを美味しくいただくこと
好きな具材の恵方巻きがおすすめ、とお伝えしましたが、食べることを楽しむことって、すごく重要なことです。
楽しみながら、気分良く食べることで、胃腸の働きも良くなります。
日常で抱えている悩みなどがあるかもしれませんが、それは一旦置いておき、食べるときは、食べることを楽しむ。考え事をしていては、せっかくの美味しい食事も、味を感じなくなってしまいます。
今ここに集中することで、幸福度が上がるのです。
感謝して食べること
1本の恵方巻きには、たくさんの人が関わっているはずです。具材の材料や、米、海苔を生産してくださった方、流通に関わってくださった方。関わってくださった人たちに、感謝の思いを持って食べることで、幸福度が高まります。
また、お米や野菜など、地球の恵みにも感謝しましょう。
幸福を探す人が多いですが、今ある幸福に気付き、幸せを感じる心を、日常から育てることが、本当の意味での、厄除開運となるのです。
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