キャンドルの火を消すとき、フーッと息を吹きかけて消す人は多いと思います。
息を吹きかけて消すのは最も簡単な方法ですが、火が消えた後の黒い煙や臭いが気になったり、次に火を灯すときに上手く火がつかなかったりしてしまいます。
今回は、割り箸やピンセットを使った、正しいキャンドルの火の消し方についてご紹介します。
キャンドルの火を息で吹き消すデメリット
ロウが飛び散る
キャンドルの火を息で吹き消すとき、息の勢いが強すぎた場合、溶けたロウが飛び散る可能性があります。溶けたロウは高温なので、やけどなどの原因になります。
火を消した後の煙と臭いが残る
キャンドルの火を息で吹き消すと、煙とともに独特のロウの臭いがします。キャンドルの素材が天然のものであれば、臭いがかなり少ないのですが、石油系の素材であれば、独特の臭いが出ます。
アロマキャンドルなどの良い香りのするキャンドルを使用した後であれば、せっかく良い香りを楽しんでいたのに、火を消した後の臭いで気分が下がってしまいます。
芯が長持ちしない
息を吹きかけて火を消していると、芯の燃え方が均一にならず、芯が長持ちしません。その結果、キャンドルのロウはまだ残っているのに、芯がダメになってしまって使えなくなってしまう、というように、キャンドルの寿命を縮めてしまう原因となってしまいます。
キャンドルの火の消し方
正しい消し方を行うことで、火を消した後の煙や臭いが出ないので安心です。
ピンセットで芯をロウにひたす
ピンセットでキャンドルの芯を軽くつまみ、溶けているロウにひたすことで、火が消えます。芯をつまむには道具が必要ですが、ピンセットなどの摘めるものが使いやすいでしょう。
ロウにひたした芯は、炎が消えたらロウから出しておきましょう。ロウに浸したままにしてしまうと、ロウが冷えて固まるときに、芯も一緒に入り込んでしまいます。
割り箸や爪楊枝で芯をロウにひたす
ピンセットと同様に、割り箸や爪楊枝の先を使ってキャンドルの芯を横に倒し、溶けているロウにひたすことができます。
炎が消えたら芯を立て、次に火を灯しやすい状態にしておきましょう。
ピンセットは摘めるので使いやすいですが、自宅にピンセットがない、という方も少なくありません。割り箸や爪楊枝であれば、自宅にある場合が多いかと思います。
キャンドルの火を消した後のお手入れ方法
キャンドルの火を消した後、少しの工夫で、キャンドルが長持ちします。
キャンドルの芯の長さを整える
キャンドルを使っていると、だんだん芯が長くなってきます。芯が長くなると、必要以上に炎の大きさが大きくなります。すると、燃え方が荒々しくなったり、すすが飛んだり、黒煙が出たり、溶けたロウが飛び散ることもあります。
キャンドルの周囲が汚れる原因や火傷などの安全上の問題も出てきてしまいます。
これらを予防するために、芯が長く出てしまったり、炎が大きくなってきているようであれば、芯の先を少しカットするようにしましょう。
芯の長さの目安は、5〜6ミリ程度です。カットすることで、キャンドルの炎がちょうど良い大きさに戻り、安定した優しい燃え方に戻ります。
最後に
キャンドルの火の消し方など、お手入れ次第でキャンドルの寿命が大きく変わってきます。わたしも最初の頃は何もお手入れ方法を知らなくて、息を吹きかけて火を消し、芯が長いまま火を付け・・・本当に雑に扱っていました。笑
当然ながら、キャンドルの寿命は短いし、キャンドルの周りは汚れるし・・・キャンドルの楽しみがある反面、少し嫌な気分にもなっていました。
せっかく、癒しやリラックス効果のあるキャンドルですので、ストレスはなるべく減らしながらキャンドルを楽しんでいってもらえたらと思います。
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