入浴剤の代わりに、日本酒を入れる、「酒風呂」をする人が増えています。私も、毎日行っています。
毎日の入浴に、日本酒を少量入れることで、美容にも健康にも、優れた効果が期待できます。
酒風呂の効果と、やり方、日本酒の選び方や入れる量などについて、詳しくお伝えします。
酒風呂の効果
酒風呂の効果は、主に3つあります。
入浴剤の代わりに、日本酒を入れる、「酒風呂」をする人が増えています。私も、毎日行っています。
毎日の入浴に、日本酒を少量入れることで、美容にも健康にも、優れた効果が期待できます。
酒風呂の効果と、やり方、日本酒の選び方や入れる量などについて、詳しくお伝えします。
1、血行促進効果
アルコールに含まれるアデノシン。アデノシンの血管拡張作用により、血液の流れが良くなります。
血行促進により、基礎代謝や新陳代謝が良くなります。
深部体温の上昇に伴い、免疫力が高まり、自然治癒力も高くなります。
血行が促進されると、それに伴い、発汗作用も期待できます。毛穴が開き、汗とともに老廃物も排出してくれるので、デトックスにもなります。したがって、酒風呂は、半身浴にも向いています。
2、自律神経を整える
酒風呂により、血行が促進されると、深部体温が上昇し、冷えが改善されます。
冷えは自律神経を乱す要因の一つです。冷えの状態が長く続くと、自律神経のバランスが乱れ、だるさを感じたり、睡眠不足や肌荒れ、食欲不振など、心身の不調につながります。
また、酒風呂でゆっくりお湯につかり、ほっとする時間をとることで、リラックス効果が高まり、副交感神経が優位になります。
3、美肌効果
日本酒に含まれるアミノ酸、フルーツ酸、フェラル酸などが、美肌に効果があります。
アミノ酸は、肌の奥まで浸透し、肌を柔らかくしてくれます。中でも、セリンは、お肌の角質層にある保湿成分と同じものですので、保湿効果も期待できます。
フルーツ酸は、古い角質や毛穴の中の汚れを取り除いてくれます。
フェラル酸は、抗酸化物質で、老化の原因となる物質を分解し、お肌を紫外線から守ってくれます。
酒風呂のやり方・効果を上げるコツ
酒風呂の具体的なやり方をお伝えします。
1、お湯の温度
38〜42度程度が目安です。熱すぎると、長く入っていられないので、ゆっくり浸かっていられる温度がベストでしょう。酒風呂による血行促進作用により、体の芯から温まるため、体感温度は通常よりも高く感じるでしょう。
2、日本酒の量
酒風呂に入れる日本酒の量は、コップ1〜2杯程度が目安です。絶対にこの量が必要、という決まりはありません。はじめは、少量から試してみて、お好みで量を調整してみるとよいでしょう。
因みに私は、コップ1杯180ml程度にしていますが、十分に効果を感じられます。同じ量の日本酒を入れたとしても、感じ方には個人差があるので、ご自身に合う量をみつけてみてください。
3、酒風呂に使用する日本酒の選び方
酒風呂に入れる日本酒は、「純米酒」を選びましょう。お酒を購入する時、記載されている原材料をチェックしてみてください。
「米、米麹(こうじ)」
と書かれているものがオススメです。
合成清酒は避けましょう。これは、純粋な日本酒とは言えません。比較的安価な日本酒には、「醸造アルコール」が入っています。
原材料に、米以外のものが含まれていると、酒風呂としての効果があまり期待できません。
酒風呂には、しっかり微生物によって発酵された日本酒を選ぶことをお勧めします。
美肌に効果があるアミノ酸類などの有効成分は、微生物によって分解されて生成されるもので、「純米酒」に一番多く含まれています。
酒風呂の注意点
皮膚疾患のある方、肌が弱い方は注意しましょう。日本酒に含まれるアルコールなどの成分が、刺激となることがあります。
目立った症状が無いようなら、コップ半分など、少量から試してみることをオススメします。症状がひどい場合は、控えるようにしましょう。通院されている方は、医師に相談してください。
女性におすすめ
女性の7割は冷え性を自覚していると言われています。
「手先・足先の末端が冷える」
「肌・皮膚表面が冷たくなる」
「肩こりや腰の痛み、生理痛がある」
など、血流の滞りによる体調不良にも、酒風呂は効果的です。
酒風呂によって、冷えを改善することにより、肥満やセルライト、むくみ、シミ・シワ、髪のパサつきの改善なども改善が期待できます。
ぜひ、試しみて、効果を体感してみてください。(^^)/
コメント