モデルの牧野紗弥さんが「事実婚」を選んだ心理と夫婦のあり方

人間関係
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女性ファッション誌の人気ママモデルである牧野紗弥さんが、離婚して「事実婚」へ踏み切りました。

牧野紗弥さんは、結婚して12年目、3人の子供がいるそうです。夫がいて子供にも恵まれ、容姿は美しく、仕事はモデル・・!!(@_@)

側から見れば、「幸せすぎる」「理想的な人生」「憧れる」「完璧」と思われるほどに恵まれた人生のようですが、ずっとモヤモヤと悩みを抱え続けてきたようです。

牧野紗弥さんが思い描く〝理想〟から、現実はズレていたようですね。

幸せは、条件で決まるものではありません。

一体、何が理想からズレていて、納得がいかなかったのでしょうか?

牧野紗弥さんがインタビューで語っていた言葉をもとに、心理を探っていきたいと思います。

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事実婚では「平等」にはならない

牧野紗弥さんはインタビューで、夫と妻の役割の「不平等さ」に不満を抱えていたと語られていました。「夫は仕事をして妻は家庭を守る」という考えが何となくあって、腑に落ちず不満に思っていたのだとか。

女性が社会で活躍するようになり、同じように不満を抱えている女性たちも多いのではないでしょうか?

仕事に家事に子育てに・・全てをきちんとこなそうと思えば、時間的にも労力的にもとても大変なことで、だんだん心の余裕がなくなっていきます。

事実婚であろうと、通常の結婚であろうと、これまでと変わらない状況で、変わらない役割分担であれば、「平等」「不平等」の問題は解決しません。

法律上の関係性を変えるだけでなく、お互いの役割や思いを理解し合い、これからどうしていくのか、具体的に何を変化させるのかを決めることが重要ですね。

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「夫がわかってくれない」は、当たり前

「私はこんなに大変なのに、全然わかってくれない!」

はい、あるあるですね。これは、女性特有の考え方でもあります。家庭だけではなく、職場でも、こんなふうに言っている女性の方、いませんか?

重要なことをお伝えします。

わかってくれるのが当たり前だと思わないこと。

わかってくれないのが当たり前、ぐらいに思っておく。

自分の思い、状況、気持ちをわかってほしい、というのは誰もが望んでいることですが、わかってもらえることを期待してはいけないのです。なぜなら、人は、期待を裏切られた時、ものすごくネガティブになるからです。

そして、一人ひとり、みんな価値観は違います。100人いたら100通り、全員違うわけですから、完全に理解できる、という人はいません。

また、男性と女性は同じ「人類」ですが、全く思考が違うので、別の生き物のようなものです。男と女が分かり合えるのは難しいものなのです。

だから、初めから期待しない。わかってくれないのが当たり前。わかってくれたら、超ラッキー!!ぐらいに思っておくのがベター。

とは言え、自分の思いを伝えずに抑え込むのではなく、相手に伝えることも重要です。

コツは、「私は」を主語にして伝えることです。自分を主語に伝えることで、相手は、「あ、そうなんだ」と感情を逆なでせずに聞いてくれるケースがほとんどです。

「私は・・・と思ってる。」「私は・・・なふうに考えてる。」「私は・・・な気持ちなの。」と、素直に伝えることが大事です。

しかし、お互いに自分の意見を押し通し、価値観の押し付け合いでは、問題解決にはなりません。

夫婦は、全く価値観の違う人どうしが一緒になるので、意見が違ってぶつかり合うもの。

ぶつかるからこそ、価値観が壊されたり、新しい世界が広がるものです。お互いに世界観を広げて、これからどうすり合わせていくのか?未来にフォーカスすることをオススメします。

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「私はこんなに頑張っているのに」が不幸の原因

牧野紗弥さんは「こんなに頑張ってるのに!」とおっしゃっていました。この言葉に、深層心理が隠されています。〝あり方〟が表れています。

「こんなに頑張っているのに・・」というのは、自分がやってあげている、してあげている、という心理からくるものです。要は、上から目線、的な感じですね。本人は自覚がないことが多く、無意識に自分が上位に立とうとしているのです。

そして、認めてもらいたい、という承認欲求もあります。頑張った分だけ報酬が欲しいのです。報酬とは、例えば、人から褒めてもらうこと、愛情を感じる言葉や行動などです。

要は、報酬がなければ、自分を正常に保てない心理状態になっているのです。

人から得られる報酬があるか無いかで、自分の心が揺らぐ、感情がブレブレになる、というのは、とても不安定なメンタルと言えます。

この状態を改善するには、「させていただいている」「おかげさまで」というように謙虚な思考に切り替えることで、感情が変わってくるはずです。

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家事・育児を、夫婦で半分ずつはあり得ない

牧野紗弥さんは夫に「1週間、私がやっていることを全部やってみて」と言ったそうです。

確かに、どれだけ大変なことなのかは、頭だけで理解することはできません。体験してみて、ようやくわかるものです。

体験してもらうことは、理解してもらうためには良い選択だと思います。

しかし、家事・育児を、夫婦で半分ずつはあり得ない、ということも頭に入れておいたほうがいいと思います。

これは、「家庭」というものを、小さなコミュニティ単位として考えたほうがわかりやすいでしょう。

担うもの、役割というものが、家族一人一人にはあるのですから、家事や育児をきっちり半分ずつ、にはならないのです。

例えば、会社という組織で見てみると、それぞれ、立場や役割があり、仕事の内容も違うはずです。社長、役員、営業、広報、経理、技術・・・それぞれが得意なことやできることを仕事にしています。専業だけの人もいれば、複数の仕事ができる人もいます。営業だけど経理もできる、でも営業の方が得意だから主に営業をやっている、という人もいるでしょう。

この考えを家庭にも当てはめることができます。専業主婦の人もいれば、仕事も主婦もやる人がいます。夫婦で、家事は得意なほうがやればいいし、お金を稼ぐのも、得意なほうがやればいい。もちろん、100%でなくていいし、無理のし過ぎは禁物です。

大事なことは、家族一人ひとりが、どれだけ元気か?ということです。家族みんなが、カラダも心も絶好調であることが理想です。心や体が疲弊している、ずっと不調が続いている、ということは問題なのです。

どうすれば、みんなが絶好調になるのか?何を変えたらいいのか?ということを、夫婦で一緒に考え、未来を創っていくことが重要です。

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「○○家の嫁」と言われるのが嫌なのは、自分のせい

牧野紗弥さんは、家系、家柄というのも気に入らない様子でした。インタビューではこう言っています。「○○家の嫁、○○家の孫、と言われることに違和感を感じた。」

○○家の嫁、○○家の孫・・これって、ただの事実です。(笑) 牧野紗弥さんは、○○家のことが嫌いなのでしょうか・・??(^.^)

これは、一つのアイデンティティ障害とも言えます。

「自分」というアイデンティティを説明するときに、いろいろな角度から説明することができますよね。

例えば、・・の仕事をしている人です。・・という志で生きています。・・の趣味がある人です。・・するのが好きです。など。

牧野紗弥さんは、おそらく、自己紹介に書くようなものは好きなんでしょうが、家系で見たときの自分の存在は否定してしまっています。

○○家の嫁、というのは単なる事実であるのに、そういう自分であることを認めたく無い、存在させたくない、と無意識で思っているのです。家系を否定する理由は、本人の心の中にあります。何かしら、過去のトラウマ(心の傷)があるからでしょう。

何度も繰り返しますが、○○家の嫁、○○家の孫、というのは、単なる事実に過ぎません。その事実に、勝手にネガティブな感情をくっつけているのは、牧野紗弥さん自身なのです。

嫌な思いをしているのは、他人のせいではなく、自分のせいです。

それに気づくことができれば、夫の両親や親族の方への接し方は、自然と変わるでしょう。そして、牧野紗弥さん自身の心も軽くなるはずです。

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〝家系〟に平等さなんて無い

牧野紗弥さんは、「平等に、平等に・・!!」と、平等ばかり主張していました。そんなに平等がお好きなのかな?(もしかしたら、月星座がてんびん座なのかもしれないですね。笑)

家庭や家系にも、平等さを求めていますが、はじめに言っておきます。

家系に平等さなんて、ありません。

家系というのは、不平等なものです。

例えば、お墓。○○家のお墓に入れるのは、誰でも入れるわけでは無いですよね。長男、次男、三男がいたとしたら、代々続く○○家のお墓に入れるのは、長男だけです。いくら仲が良くても、次男、三男は○○家のお墓には入れません。いくら、次男や三男が○○家に尽くしたとしても、そのお墓には入れません。

不平等なのです。そういうものです。

世の中のほとんどは、不平等です。例えば、容姿だって不平等です。美人に生まれるかブサイクに生まれるのかで人生は大きく変わります。

しかし、不平等を嘆くよりも、不平等さを受け入れることが大事だし、不平等だからこそ得られることがあることを忘れてはいけません。

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〝家系〟から、徳をいただいている

私たちは、〝家系〟から、たくさんの徳をいただいています。

私たちがこの世に生まれて、今ここに存在していることも、徳をいただいているのです。

「先祖を大事にしていると、子孫が繁栄する」

というのは、誰しも聞いたことがあることでしょう。昔から日本人は、それをよくわかっていたんですね。

当たり前に生きている、と思ってしまいがちですが、当たり前は当たり前ではありません。

新しい命が生まれることも、今ここに存在していることも。

牧野紗弥さんには、3人のお子様がいらっしゃいます。もう、その時点で、ご先祖様からの徳をいただいています。牧野さんの夫の○○家の徳、牧野家の徳、両方をいただいているのです。

家系やご先祖に対して、心から感謝の思いを持つことができれば、もっと優しく穏やかな心になるでしょう。

 

 

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