無理して平気なふりをしてしまうのはストレスになります。
本当は辛い、苦しい、悲しい・・本当は助けて欲しいのに助けてと言えない。誰かに話を聞いて欲しいのに、言えない。気持ちを顔に出さずに平気な顔をする。
一度だけならいいですが、何度も積み重ねていくと、大きなストレスとなっていきます。
今回は、無理して平気なふりをしてしまう、その心理と対処方法について書いていきます。(^^)/
自分の感情がわからないから
無理して平気なふりをしてしまう理由の一つは、自分の感情がわからないからというのが挙げられます。
感情は、誰もが持つもので、「喜怒哀楽」で表現されます。本来なら、感じるままに自由に表現できるものですが、環境や周囲の人の関わりから、喜怒哀楽を感じることを抑制してしまうことがあります。
幼少期に、親(や養育者)に受けとめてもらい、「喜怒哀楽」を自由に表現できる環境で育ったのなら、大人になってからも、自分の感情を素直に感じることができる傾向にあります。
嬉しいことは分かち合う
怒りは受け止める
悲しいときは寄り添いなぐさめる
楽しいときは共に楽しむ
子供の時に、自分が感じた感情を親が共に感じてくれたり、受けとめてくれる体験を通じて、自分の感情を理解し、どう向き合えば良いかを学ぶものです。
しかし、子供が感情を表現した時に、無視されたり、怒られたり、嫌がられたり・・・、感情を受け止め共感してもらえないと、感情は不要なものとしてフタをする習慣が身についてしまいます。
感情に対する、親(養育者)の対応を、同じように真似をして成長してしまいます。
嬉しいときは、無視されたり怒られる
怒りは、無視されたりバカにされる、嫌がられる
悲しいときは無視されたり、嫌がられる、叱られる
楽しいときがない、無視、怒られる
感情は、誰もが自然に感じるものなので、なくなったりはしません。沸き起こった感情は心に存在します。
では、抑制されてしまった感情は、どうなるのか?抑制された結果、以下のようなことが見られます。
1、身体症状として、身体に出す
2、感情を切り離し、感じないようにする
平気なふりをする原因として、自分の気持ちが「わからない」ことが挙げられますが、わからない理由として、この2番の、「感情を切り離し、感じないようにする」としていることが多く見られます。
つまり、感情はあるのだけど、無意識的に感じないようにしている、ということです。
ちなみに、1番の、身体症状として身体に出すというのは、いわゆる、カラダの不調サインとして認識されることが多いです。
例えば、肩がこる、動悸がする、胃が痛む、貧乏ゆすり、喉がつっかえる感じがする・・etc
カラダは感情をキャッチして反応しているものです。(正確には、自律神経の交感神経が優位になるから、全身のカラダの症状としてあらわれていることが多いです。)
カラダの反応を手がかりに、自分の感情と向き合うことが必要です。
感情をどう表現したらいいのか、わからない
平気なふりをしてしまう心理として、心に沸き起こっているはずの感情をどう表現したらよいかがわからない、というのもあげられます。
特にネガティブな感情を「ほどよく」表現することは、場合によっては難しいこともあります。
その結果、出せずに押さえつけてしまったり、暴言や暴力のような、好ましくない表現になってしまいます。
自分の感情をどのように表現するのか、というのも、幼少期から大人になるまでに、わたしたちが家庭や学校で学ぶことですが、うまく学べなかった場合は、大人になってからも、うまく表現できずにいることになってしまいます。
でも、本当は、自分の感情は表現してよい(表現することでよりよく生きられる)ものです。
どうせ自分が悪いから
少し話を聞いてもらうことや、共感してもらうことも必要なことです。
受けとめてもらえる気がしないから
無理して平気なふりをする、その背景には、幼少期の環境が大きく影響しています。
小さい頃から、本当は話を聴いてほしい・助けてほしいと思った時に、受けとめてもらえなかったり、拒絶されてきてしまうと、人を信頼することができなくなってしまうことも。
勇気が必要かもしれませんが、気持ちを受け止めてもらえない、わかってもらえない、気持ちを表現したら嫌がられる、という思い込みを捨ててみてください。
本当に大切な人からは、気持ちを知りたい、理解したい、と思われているものです。過剰に恐れる必要はないのです。
あなたにたくさんのHAPPYが訪れますように。(^^)/
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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