同じ失敗やミス・・同じことを繰り返してしまうと、落ち込んでしまったり、自信がなくなってしまうことも。
「またやってしまった!どうして同じことを繰り返してしまうんだろう?」
同じパターンを繰り返してしまうのには理由があります。
今回は、同じことを繰り返してしまう人の心理と原因は何なのか?について書いていきます。
同じことを繰り返す人の心理
失敗することへの恐怖心が強い
同じことを繰り返す人の心理の一つは、失敗することへの恐怖心が強いということが挙げられます。
新しいことをやろうとすると、うまくできないことや失敗するリスクが伴います。失敗することへの恐怖心が強いと、新たなことをすることは精神的負担がとても大きくなります。
それゆえに、失敗することから避け、同じことを繰り返すことになるのです。
同じことを繰り返すことで、安心感を得ているのです。チャレンジするより、石橋を叩いて渡るタイプです。
心の底では自分が正しいと思っている
同じことを繰り返す人の心理の二つ目は、心の底ですは自分が正しいと思っているということです。
例えば、何度も失敗やミスを繰り返しているのに、注意してもなかなか変わらずに同じミスを繰り返す人っていますよね。このような時、相手には「自分のやり方、考えが正しい。」という心理があると考えられます。そして、自分が正しいと思っている、という自覚がなく、潜在的に思っていることも多いです。
新しい価値観や考えを受けれる心の余裕がない
同じことを繰り返す人の心理の3つ目は、新しい価値観や考えを受け入れる心の余裕がないことが挙げられます。
自分のこれまでの価値観や考えにこだわりすぎていたり、柔軟性がなく、新しいものを取り入れる心の余裕がないと、これまで通りの行動をしてしまいます。
「1+2=3」、それ以外は考えられません!というようなタイプです。考えられないのではなく、考えようとしていないだけなのですが、本人にしてみれば、ほかの考えを取り入れる心の余裕がないのでブロックしてしまうのです。
習慣になっていて、やめられない
同じことを繰り返す人の心理4つ目。習慣になっていて、やめられない、ということです。
これまでいつもやっている習慣をすることで、安心感や快楽が得られるなら、一度形成された習慣というのは、継続されやすいものです。脳の快楽物質というのは、やめられない習慣を形成しやすいです。それをしないと落ち着かないという状態になります。
例えば、ゲーム。続けていくことで、ゲームによって感じる快楽感が心地よくなり、習慣化することがあります。そして、ゲームをしないと快楽感の無い状態が不快で、なんだか体がソワソワしてしまい、落ち着かなくなることがあります。
このように同じことを繰り返す人には、このゲームが習慣化したときと同じように、「それをしないとどうしても落ち着かない…」という心理状態であることも多いです。
そして自分でも繰り返してはダメだということは分かっていても、一度習慣化してしまったためなかなか抜けられず、繰り返してしまう人がたくさんいます。
心に深いトラウマを抱えている
同じことを繰り返す人の原因の5つ目は、心に深いトラウマを抱えてるということです。
過去に深く傷ついた経験があり、それがトラウマとなって、「同じようにまた、嫌な思いをしたくない!」という気持ちになります。
深いトラウマであればあるほど、恐怖心が強くなってしまいます。そのため、同じことを繰り返して、そこから抜け出すことが困難になるのです。場合によっては、心のケアが必要なこともあります。
頑なに失敗を認めない
同じことを繰り返す人の原因の6つ目は、頑なに失敗を認めないということです。
同じことを繰り返す人の中には、何度も注意しても、繰り返すことをやめようとしない人もいます。プライドが高いと、人の言うことを認めたくない。また、現実を受け入れたくない状態です。負けず嫌いな人は、失敗を認めようとしないことも多いです。
失敗した原因を考えない
同じことを繰り返す人の原因の7つ目は、失敗した原因を考えないということです。
どうして失敗したのか考えないからこそ、再度トライするもの、同じ失敗を繰り返してしまうのです。
なぜできなかったのかという原因がわからないと、次にどう改善したらいいのかがわかりません。未来のために過去を活かす、という思考回路になっていないと言えます。
また、目先のことしか考えられず、長期的な視点で物事を考えられないということも考えられます。
同じことを繰り返す人の克服方法
失敗を認める
同じことを繰り返す人の克服方法の1つ目は、失敗を認めることです。
これまでのやり方、これまでの行動パターンではダメだ、ということを認識する必要があります。
認めるからこそ、新しい考え、新しい方法、人からのアドバイスを取り入れることができるのです。
過去より未来に目を向ける
同じことを繰り返す人の克服方法の2つ目は、過去より未来に目を向けることです。
「あのときの失敗があるから、今の自分がいる」と、一度自分の過去を認めてみましょう。
そして「未来のために、過去をどうやって活かすのか?」と未来に前向きに考えることは、過去の囚われから解放されるきっかけになります。
また、望む未来にフォーカスすることで、プラス思考になりやすくなります。
心に余裕を持つ
同じことを繰り返す人の克服方法の3つ目は、心に余裕を持つことです。
心にゆとりがないと相手の言葉を勘違いして受け取ってしまう、または自分が失敗した原因をじっくり考えられないため、何度も同じ過ちを繰り返してしまうことがあります。
また、心に余裕を持たせるため、きちんと休息することも大切なことです。
人からのアドバイスを素直に聞く
同じことを繰り返す人の克服方法の4つ目は、人からのアドバイスを素直に聞くことです。
同じことを繰り返すのは、自分の凝り固まった考え方があるからです。まずは捨ててみる。相手の意見を受け入れてみることで、新たな気づきがあったり、行動が変わるきっかけになるでしょう。
目標に前向きに取り組む
同じことを繰り返す人の克服方法の5つ目は、目標を持って前向きに取り組むということです。
これは失敗した原因を考えず、自身の計画性の無さのせいで同じ間違いや失敗をしがちになります。物事をはじめる前に何が目標なのか明確なゴールを定めることで、自然と計画性を身につけられ、同じ失敗を防ぐことができます。
最後に
同じことを繰り返してしまう原因や対策を書いてきましたが、これらはほんの一例にすぎません。
特に、原因というのは、一つだけでなく、何個も考えらえるでしょうし、人によって様々です。自分のパターンを把握することが重要です。
また、原因にばかり意識を向けすぎると、余計に落ち込んでしまって改善できない、ということもあるかもしれません。
次はどうするか?何をどう変えてみるか?というように、未来に意識を向けることを忘れないようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。(^^)/
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